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2025.01.22

【知らないと損!】家のデザインと寿命を左右する外壁材の選び方!外壁の特徴と種類を網羅

【知らないと損!】家のデザインと寿命を左右する外壁材の選び方!外壁の特徴と種類を網羅 画像

家の外観を決める大きな要素の一つが「外壁」です。
外壁は見た目の印象だけでなく、家を守る役割も果たしています。雨風や紫外線から建物をしっかりと守り、快適な暮らしを支えるためには、外壁の素材選びやメンテナンスがとても大事なんです。

外壁にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴や魅力があります。
たとえば、デザインの豊富さや耐久性に優れたもの、コストパフォーマンスに優れたものなど、選ぶ際には住まいのスタイルやライフプランに合わせた選択が必要です。また、外壁は年月とともに劣化していくため、定期的な点検やお手入れが欠かせません。適切なメンテナンスを行うことで、家の美しさを保ち、長く安心して暮らすことができます。

今回は外壁についてお話しします。外壁の種類や選び方について、できるだけわかりやすくご紹介していきます。
家づくりやリフォームを考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
それではご覧ください!

外壁材とは?

外壁材とは、家の外側を覆う材料のことです。 家を風雨や紫外線といった自然の影響からお家を守ってくれます。
同時に、外観デザインの印象を大きく左右します。 家の美観を演出するだけでなく、機能性や耐熱・耐火性能などの重要な要素と言えます。 外壁材は、家の寿命や居住性に大きく関わるものなんです。

外壁材の役割

外壁材には、家を保護するだけでなく、さまざまな機能があります。
断熱効果によって室内の温度を安定させたり、防音性能によって外部の騒音を軽減する役割があります。
特に雨水を防ぐ性能は、建物の寿命を延ばすうえで重要です。 日本は地域ごとに気候が異なるため、寒冷地や湿度の高い地域など、それぞれの地域環境に適した外壁材を選ぶことで家の寿命が変わってきます。 選び方によっては、劣化のスピードが変わるため、地域の特性に合わせることが求められます。

外壁材の種類と特徴

外壁材にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。代表的な外壁材として、以下のようなものがあります。

サイディング

サイディングとは、工場で規格生産された板状の外壁材のことで、現在最も広く使われています。種類が多く、施工も比較的簡単なため、新築だけでなくリフォームにも適しています。素材によって耐火性や断熱性、デザインが異なります。

窯業系サイディング

セメントを主成分とし、繊維質を混ぜて成型したものが一般的です。

特徴

  • デザインが豊富で、木目調や石材調など、様々な外観を表現できます。
  • 価格が比較的安価です。

メリット

  • デザインの種類が豊富で、レンガ調や石材調など、好みに応じて選べる点も魅力
  • 保温性・断熱性にも優れています。

デメリット

  • 衝撃に弱く、ひび割れが発生しやすい場合があります。
  • 表面の塗装が劣化すると水を吸収しやすくなるため、定期的な塗り替えが必要

金属サイディング

スチールやアルミなどの金属を表面に用いたサイディングです。
代表的なものにガルバリウム鋼板があります。

特徴

  • 耐久性が高く、防火性にも優れています。
  • モダンな外観が特徴です。
  • 軽量で建物への負担が少なく

メリット

  • 長寿命で、メンテナンスが少なくて済みます。
  • 防錆加工が施されているものが多く、耐久性が高いです。

デメリット

  • 価格がやや高めです。
  • 夏は熱を吸収しやすく、冬は冷えやすい

樹脂サイディング

塩化ビニル樹脂を原料としたサイディングで、軽量で耐久性が高いです。

特徴

  • 耐久性、耐水性、耐候性に優れています。
  • 塩害に強いく、湿気による腐食や凍害が起こりくい。
  • デザインも豊富で、木目調や石材調など、様々な外観を表現できます。

メリット

  • メンテナンスが少なく、長寿命です。
  • 色褪せしにくく、美観を長く保てます。

デメリット

  • 価格がやや高めです。

木質系サイディング

木を加工したサイディングで、温かみのある外観が特徴です。

特徴

  • 自然素材ならではの温かみと高級感があります。
  • 環境に優しい素材です。

メリット

  • 木材の持つ調湿性により、快適な室内環境を保てます。

デメリット

  • 木材のため、腐朽やシロアリの被害を受ける可能性があります。
  • メンテナンスが必要で、定期的な塗装が必要です。
  • 価格も高めです。

塗り壁材

塗り壁材とは、液状の材料を壁面に塗りつけて仕上げる壁材の総称です。モルタルや漆喰などが代表的で、自然素材の温かみや、多彩な質感、そして耐久性など、さまざまな魅力を持っています。

モルタル

セメントと砂を混ぜて作ったもので、最も一般的な塗り壁材です。
玄関の土間に使われることが多いですね。

特徴

  • 耐久性が高い
  • 様々な模様を表現できる

メリット

  • 耐久性が高い
  • デザインの自由度が高い
  • 価格が比較的安価

デメリット

  • ひび割れが発生しやすい場合がある
  • 施工に時間がかかる場合がある

漆喰

消石灰を主成分とした自然素材の塗り壁材です。

特徴

  • 手作りの温かみがある
  • 天然素材の安心感

メリット

  • 防火性が高い
  • 抗菌作用がある
  • 自然素材なので環境に優しい

デメリット

  • 水に弱い
  • 汚れがつきやすい
  • 価格が比較的高い

珪藻土

珪藻類の化石からできた自然素材

特徴

  • 調湿昨日が高い
  • 自然素材なので人体に悪影響がない

メリット

  • 調湿性が高い
  • 脱臭や消臭効果がある
  • 耐火性が高い
  • 断熱効果がある
  • 自然素材なので環境に優しい

デメリット

  • 水に弱い
  • 衝撃に弱い
  • 汚れがつきやすい
  • 価格が比較的高い

樹脂系塗り壁材

樹脂系塗り壁材は、アクリルやシリコンなどの樹脂を主成分とした塗料を用いて仕上げる壁材

特徴

  • 紫外線や雨風、汚れに強く、長寿命
  • 色や模様のバリエーションが豊富
  • 調湿性、防カビ性、消臭性

メリット

  • 多彩な色や模様を選ぶ
  • 耐久性が高い
  • 汚れがつきにくく、メンテナンスの手間が少なくて済む

デメリット

  • 価格がやや高い
  • 扱える施工業者が限られている場合がある

タイル

石や粘土などを高温で焼き固めて作られた壁材。

特徴

  • 耐久性が高く、傷や汚れがつきにくい
  • メンテナンス費用が安い
  • 水だけでも汚れが落ちやすい

メリット

  • 防火性が高い
  • 経年劣化が起きにくい
  • 汚れが目立ちにくい

デメリット

  • 価格が高い
  • 重量があるので家への負担が大きい
  • ひび割れたり、はがれ落ちることがある

外壁材の選び方

外壁材を選ぶ際は、価格、耐久性、デザインなど、さまざまな視点から自分に合ったものを選ぶことが大切です。
見た目や初期費用だけでなく、長期間の維持費やメンテナンスの頻度を考慮することも、家づくりには欠かせません。

例えば、ライフサイクルコスト(家を建ててからの総費用)を重視する場合、初期費用が少し高くてもメンテナンス周期が長い外壁材のほうが、長い目で見ると結果的に安くなることもあります。立地や気候なども考慮しながら、総合的に判断することが満足できる家づくりを実現する秘訣なんです。

価格で選ぶ

予算を大切にしたい方は、外壁材の価格だけでなく、施工費やメンテナンス費用も含めてトータルコストを試算しておくと安心です。
例えば、窯業系サイディングや金属サイディングはコストパフォーマンスが良いとされていますが、デザインや地域の環境、補修のしやすさなどを考慮することで、最適な選択が見えてきます。

デザイン性で選ぶ

外壁材は家の印象を大きく左右します。レンガ調や石目調のサイディング、ナチュラルな木質系、あるいは洗練された金属系など、多くのデザインがあります。
近隣の住宅や街並みに調和しながら、自分らしい個性を出すためにも、カタログやサンプルを取り寄せて実際に色や質感を確認することが大切です。

耐久性と耐震性で選ぶ

地震が多い地域や台風が心配な地域では、強い衝撃にも耐えられる外壁材を選ぶと安心です。
窯業系サイディングやALC(軽量気泡コンクリート)など、防火や耐震性が高いとされる素材もあります。
建物の構造と相性を確かめながら検討することが、長く安心して住むためには大切です。

メンテナンス性で選ぶ

長く美しい外観を保つためには、定期的な清掃や塗装がしやすい外壁材を選ぶこともポイントです。
例えば、タイルや樹脂サイディングは汚れに強く、メンテナンスが比較的楽ですが、窯業系やモルタルでも、しっかりと塗装を行うことで美しさと耐久性を保ちやすくなります。

地域に適した素材の選定

寒冷地や海辺の地域では、寒暖差や塩害に強い外壁材を選ぶことが大事です。
湿気が多い地域ではカビや腐食に強い素材を、日照時間が長い地域では紫外線に強い素材を選ぶなど、地域特有の環境を考えた素材選びが大切です。

外壁材選びの注意点

外壁材の選定には、素材だけでなく施工方法や業者選びも重要です。
外壁材の性能を最大限に活かすためには、適切な施工技術や定期的なメンテナンスが欠かせません。
信頼できる業者を選び、保証制度を確認しておくことで、より安心して家づくりを進めることができます。

施工業者選びのポイント

外壁材の品質は施工次第で大きく変わります。
業者選びでは、過去の施工実績を調べることはもちろん、保証やアフターサポートがしっかりしているかどうか、親身になって進めてくれるかも重要なポイントです。工事費用だけでなく、総合的に判断することが成功の鍵となります。

外壁リフォーム時の注意点

リフォーム時には、既存の外壁材をそのまま残し、新しい外壁材を上から貼る重ね張り工法を選ぶことも増えています。
しかし、下地や建物の状態によっては、不具合を引き起こすリスクもあるため、事前にしっかり確認しておくことが重要です。
断熱材や防水シートの補修が必要な場合もあるので、予算やスケジュールに余裕を持った計画を立てることが大切です。

悪質業者への注意

外壁工事は大きな費用がかかるため、相場より極端に安い見積もりを提示されることがあります。
そのような場合は注意が必要です。不安を煽られたり、即決を迫られたりしたら、複数の業者から見積もりを取り、内容をよく比較検討することが重要です。
情報収集を怠らず、慎重に判断することが、悪質業者を避けるためには欠かせません。

外壁材のお手入れとメンテナンス

外壁材を長くきれいに保つためには、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
どの外壁材を選んでも、定期的なチェックを行い、小さな不具合に気づいて早めに対処することが、将来の大きなトラブルを防ぐ最良の方法です。
外壁材の種類によってメンテナンス方法が異なるため、それぞれの素材に合わせたケアが求められます。

外壁材別メンテナンス方法

窯業系サイディングは塗装の劣化が進む前に再塗装を行い、金属サイディングは傷がついた場所を早めに補修することが大切です。
モルタルの場合はひび割れを見つけたらすぐに修繕することが必要です。初期の不具合を見逃さずに手入れしておくことで、大掛かりな修繕を避けることができます。

外壁材の定期的な点検と費用

外壁材の点検は、少なくとも数年に一度は専門家に依頼して、劣化や目地の隙間、塗装の剥がれなどを確認することが理想的です。
早期に不具合を発見して補修することで、大きな破損を防ぎ、結果的に修理費用を抑えることができます。
定期点検プランや保証制度を利用することで、管理の手間も軽減されます。

外壁塗装の必要性と時期

塗料の耐久年数は種類や環境によって異なりますが、一般的に10年以内に再塗装を検討することが推奨されています。
塗装が劣化したまま放置すると、雨漏りやカビの原因となり、建物の内部に影響が及ぶこともあります。定期的に塗装を行うことで、外壁の防水性や撥水性が維持され、建物を長持ちさせることができます。

最後に

外壁材の種類は非常に豊富で、それぞれに特徴やメリット、注意点があります。価格やデザイン性、耐久性、メンテナンス性、そして地域の気候条件を総合的に考慮することが、後悔しない外壁選びのポイントです。また、なんといっても下処理も含め正しい施工方法と信頼できる業者を選ぶことも一番重要ですね。

ベルズワークスは、ガルバリウム鋼板の外壁の家を多く建ててきました。といいますか、ほとんどがガルバリウムです。もはや専門ですね。他にも、樹脂系塗り壁材を使用した家も建てています。ぜひ施工事例をご覧いただき、具体的なイメージを膨らませてみてください。

投稿者:悠木 櫂