新しい家を建てることは、人生の大きな節目の一つですね。
新居での新たな生活のスタートに際して、ほとんどの家具や家電の入れ替えをする人がいます。
さらに、中にはなんと車までも。
これが計画の一部であれば問題ありません。
ですが、計画にはないお金を家具や家電の購入によって使ってしまい、せっかくの新しい生活に支障をきたすなんてことがあるんです。
家を建てるときはしっかりと資金計画ができていたのに・・・。
こうなってしまうのには、ある心理効果が働いているからなんです。
今回はその心理効果についてお話しします。
それではご覧ください!
計画にはないお金を使ってしまうのはなぜ?
こんな行動をとってしまう背景には、「ディドロ効果」という心理効果が働いてしまうことがあります。
人は新しい物を購入したとき、それまで持っていた物が古く見えたり、不釣り合いに感じたりします。
その結果、それまで持っていたものを一新しようとして、さらに多くの新しい物を購入してしまいます。
この心理的な現象がディドロ効果です。
皆さんもありませんか?新しい物を手に入れた時、それに関連する物も新しくしたくなった経験。
例えば、新しいスマートフォンを手に入れたら、アクセサリーも新しいものに変えたくなったというような経験です。
新居とディドロ効果
新しい住まいという新しいスタートを切ると、今まで気に入って使っていた家具や家電が急に古く感じられるようになります。
それがキレイでまだまだ使えてたとしても「この新しい家には合わないかな」と思い始め、新しくしたい気持ちが強まるのです。
家を建てる際にこの心理が働くと、家具や家電の完全な入れ替えが必要になり、大きな予算が必要となります。
最初は「新居のために予算を使いたいから家具はそのまま使う」と思っていても、実際に新居に住み始めると「この際だからいっそのこと・・・」というふうになってしまうこともあります。
ディドロ効果に負けないために
ディドロ効果に負けないためには、意識的にコントロールすることが重要なんです。
必要性を考える
新しい物を購入する前に、本当に必要かどうかを慎重に考えます。
それが現在の生活にどんな価値を生んでくれるのか、単なる一時的な満足感に過ぎないのかを考えてみるのが大切です。
予算の設定
月間や年間の予算を設定し、それを超えないようにします。
特に大きな買い物をする場合は、事前に予算を決めておくことで無駄遣いを防げます。
購入前のクールダウン期間の設定
衝動的な購入を避けるために、何かを買う前に一定期間待つルールを設けることが有効です。
例えば、1週間待ってみてまだ必要だと感じる場合のみ購入する、といった方法です。
さいごに
やっかいなことに、このディドロ効果は無意識に影響を受けてしまうんです。
でも、このブログを読んでくれた方はもう大丈夫ですね!
無駄な出費を避けるためにも、本当に必要なものかどうかをじっくり考えることが重要ですね。
新しい生活を心地よく、そして賢くスタートさせるために計画的な準備をしましょう。
家づくりを始めたときに、あらかじめ資金計画に入れてしまえば安心できますね。
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