今回は、以前に耐震性について書いた記事の中で屋根材として紹介したガリバリウム鋼板について、さらに深掘りをしようと思います。
屋根材は大きくわけると3つ、瓦・スレート・ガルバリウム鋼板(以下ガルバリウム)があります。
その中でも、Bell’s Works(ベルズワークス)が建てる家はほんとんどが屋根にガリバリウムを使用しています。
なぜ屋根材にガルバリウムを選んでいるのかの理由をお話しします。
ガルバリムを選ぶ理由
ガルバリウムは軽い
家の構造(壁や柱などの骨組み)にかかる重量の負担が少なくなります。
台風による強風や地震の揺れなど災害に対して強くなります。
ガルバリウムは耐久性が高い
瓦やスレートは強い力や経年によって欠け、ひび割れが発生します。ガルバリウムは金属のためへこみはあるが、欠け、ひび割れがほとんどありません。
また、相当な重い衝撃を加えない限り穴は開きません。
ゆるい勾配で屋根をつくれる
屋根材にガリバリウムを使用した場合、かなりゆるい勾配の屋根が可能になります。ゆるい勾配の屋根は急な勾配に比べ、強風による屋根への影響が少ないです。
また、外壁面積が少なくなる、必要な柱の長さが短くなるなど家の部材費を抑えられます。
他にも、施工時やメンテナンス時には足場を組む必要がないため、その分のコストを抑えることができます。
雨漏りのリスクを減らすことができる
瓦やスレートとは違い、ガルバリムは一枚が大きな金属シートです。そのため、継ぎ目の数が少ないので雨漏りするポイントを減らすことができます。
そして、継ぎ目はガルバリウムのシートとシートを重ねて折り曲げる工法で水密性を高くし、さらに雨水を流れやすくして雨漏りのリスクを軽減できます。
お客様からいただいた質問
見学会に来られて、実際にガルバリムの屋根を目にしたお客様からいただいた質問をご紹介します。わたし自身、言われるとたしかに気になるなと思った内容です
金属の屋根だから太陽光で熱くなって、家の中の温度が上がりやすくなるのでは?
たしかに金属なので表面温度は高くなります。
ガルバリウムの屋根材自体に断熱材が入っています。加えて、家の中からもしっかりと断熱をしています。このダブルの断熱の効果で、家の中の温度が上がりやすくはなりません。
雨が降ったとき、カンカン音がしてうるさいのでは?
断熱材が吸音してくれますので、断熱をしっかり敷き詰めれば音は気になりません。ただ、工務店の施工技術しだいでは聞こえやすくなってしまうかもしれません。
最後に
ガルバリウムも物である以上、劣化はします。
表面にはコーティングもされているので非常に錆びにくいです。
しかし、いくら錆びにくいといってもそれを維持するためにも15年~20年くらいたてばメンテナンスも必要になります。
いくら耐久性が高いといっても、表面が削れるくらい傷がついてしまったら錆の原因になるためメンテナンスが必要になります。
それはガルバリウムに限ったことではありません。
どの屋根材もそうですが、完璧ではないです。
完璧ではないからこそ、デメリットを工法や工夫で打ち消してメリットをより引き立たせる。
Bell’s Works(ベルズワークス)の家づくりのテーマである「美しさと機能の追求」にガルバリウムはすごくマッチしているのです。
あなたもガルバリウム屋根の家に興味が湧いてきませんか?