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「気密性」は「断熱性」と同じくらい重要なこと2024.02.14

「気密性」は「断熱性」と同じくらい重要なこと

快適に過ごすには「断熱性」と同じくらい重要なのが「気密性」です。
気密性が低いと、断熱性を高くしてもあまり意味がないんです。

高い断熱性能があれば、暖かい家、涼しい家にはなるわけではありません。
今回はその理由と気密性の重要さについてお話していきます。
それではご覧ください!

気密性とは

「家と外の空気の出入りによる熱の移動がどれだけ少ないか」を指しています。
夏だと、冷やされた空気が外に漏れて、外の温かい空気が入ってくる。
冬だと、温かい空気が外に漏れて、外の冷たい空気が入ってくる。
この度合いを少なくする性能のことです。

なぜ気密性も重要?

気密性が悪いと、家の中の空気が外にどんどん漏れていって、外の空気が入ってきてしまいます。
例えば、あなたが冬のとても寒い日にダウンジェケットを着たとします。
あなたは、どんな着方をしますか?

しっかりと上までファスナーを閉めて着ますよね。
ファスナーが全開だったり、半分しか閉めていなければ、冷たい空気にさらされて体の熱が逃げて寒くなってしまいますよね。

ダウンジャケットのダウンを断熱性、ファスナーを気密性に例えています。
ファスナーをきっちり閉めないと、どんなに品質のよいダウンが入っていても寒さは防げません。

高い「断熱性」で外の温度の影響を受けにくくし、高い「気密性」で部屋の空気を逃さない。
だから、気密性も重要なんです。

二つが揃ってこそ室温を維持しやすい環境ができ、快適に過ごすことができるんですね。

高い断熱性のお話はコチラで!
夏でも冬でも快適に過ごす「断熱」の重要なお話!2023.10.19夏でも冬でも快適に過ごす「断熱」の重要なお話!

気密性が悪くなる主な場所

・屋根、天井
・床
・壁
・配管、配線用の穴

家はたくさんの部材を使って建てています。
部材と部材が合わさる部分にはどうしても隙間ができてしまいます。
気密性を高めるにはこの隙間をなくす施工が必要になります。

ベルズワークスの気密性を高める施工

気密性テープで全ての隙間を塞ぐ

床に断熱材を入れたとき、断熱材と木材の間に1mmほど隙間ができます。その隙間を全て気密テープを貼って塞いでいます。
たった1mmの隙間でも、想像以上に床下からの空気の出入りがあるんです。工務店によっては、入れてそのままのこともあります。

構造用パネルを使用

柱の外側に構造用パネルをつけます。(写真の青い部分)家の耐久性を高めるために使用しておりますが、気密性を高める効果もあります。
パネルとパネルの接合部には断熱材を吹き付けて隙間を埋めるのでさらに気密性が高まります。

パイプ周りの空間を塞ぐ

配管の穴

キッチンや洗面所の水道管などは床下から伸びてきています。パイプを家の中に入れるために床に丸い穴を開けて通してきます。

通しやすいようにぴったりの穴の大きさではないので、パイプと穴の間に隙間ができます。
その隙間から床下の空気が入ってきてしまうので、しっかりと穴を塞いでしまいます。

最後に

気密性を高める施工は、家の施工の中でも簡単な部類ではありません。
隙間から入ってくる空気の流れはないかを把握しチェックし、隙間を塞ぐための施工をする。
経験と手間が必要になります。

ベルズワークスはパッシブデザインを取り入れていますので、断熱性には自信があります。
同時に、その断熱性を活かすための気密性にも同じく自信があります。

ご紹介したベルズワークスの気密性を高めるための施工は、弊社の標準施工です。
もちろん、さらに気密性をあげる施工もあります。
快適な暮らしを送りたい方はぜひ!

ベルズワークスでは無料個別相談を随時実施しています。
いつでもお気軽にお申し込みください。直接の営業(訪問や電話)は行っておりませんので安心してください!!

投稿者:悠木櫂

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