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坪単価のからくり2023.11.24

坪単価のからくり

坪単価
家づくりを始めるとよく耳にする言葉がこの「坪単価」ですね。
ハウスメーカーや工務店の建築価格を比較する際にこの坪単価で比較する方が多く見受けられます。
しかし、坪単価に関してはハウスメーカーや工務店によって含まれる費用の範囲が違います。
これは明確に定められていないため、各ハウスメーカーや工務店が自由に定めることができてしまいます。
照明器具やエアコンなんかも含ませている会社もありますし、削れるところを削って安くみせることもできてしまいます。

そこで今回は、「坪単価がイマイチ分からないよ」って方にご説明したいと思います。
なるべく簡単に説明しますので、一度ご覧ください。

坪単価を知る前に家の新築費用について知ろう

家の新築に伴う総費用は、大きく分けて以下の3つに分類できます。

本体工事費

本体工事費とは、家の構造やデザインに関わる費用です。
例えば、基礎工事、柱や梁などの構造材、外壁や屋根などの外装材、内装材、窓やドアなどの開口部、設備機器などが含まれます。
本体工事費は、家の品質や性能に大きく影響するため、安易に削減すると後悔することがあります。
本体工事費は、坪単価に占める割合が最も高く、約60~70%を占めます。

付帯工事費

付帯工事費とは、家の周りや敷地内に必要な工事の費用です。
例えば、外構工事、造園工事、水道・下水・電気・ガスなどの配管工事、駐車場や門扉などの設置工事などが含まれます。
付帯工事費は、見た目や利便性に影響するため、忘れずに計画する必要があります。
付帯工事費は、坪単価に占める割合が約10~20%を占めます。

諸費用

諸費用とは、家を建てる際に発生するその他の費用です。
例えば、設計料、確認申請料、保証料、融資手数料、登記費用、税金などが含まれます。
諸費用は、家の規模や契約内容によって変動するため、事前に確認しておく必要があります。
諸費用は、坪単価に占める割合が約10~20%を占めます。

坪単価とは

坪単価とは、家を建てる際の本体工事費を延べ床面積で割ったものです。

坪単価=家の本体価格÷延床面積(※)

※延床面積とは、建物の床面積を合計したものです。

例えば、家の本体価格が2,000万円で、延べ床面積が30坪なら、坪単価は約67万円となります。

坪単価だけでは「高い」「安い」は判断できない

冒頭でもお伝えした通り、坪単価に含める費用はハウスメーカーや工務店によって違ってきます。
照明器具やエアコンまで入れてしまうと高くなりますし、最低限まで削れば安くみせることができます。
もっと言うと、安い部材ばかりで計算すれば坪単価を下げることはできてしまいます。

坪単価だけで判断すると危険

坪単価は一坪当たりの価格を示すだけのものであり、建物のデザインや仕様、素材の質など、重要な要素を判断できるものはその中に含まれていません。
坪単価だけを見てしまうと、同じ坪単価でも建物のクオリティや快適さが大きく異なることがあります。
夢のマイホームをせっかく手に入れても、住んだ後に後悔なんてことにもなりかねません。

平屋と2階建ての坪単価

一般的に平屋が高くなると言われているのには理由があります。
それは基礎と呼ばれる部分で、建物を支える重要な部分です。
基礎とは家の土台になる部分で、床下のコンクリートで覆われた全ての部分となります。
建築費用を延べ床面積で割るので、少ない延べ床面積の平屋のほうが坪単価が高くなってしまうという訳です。

まとめ

総合的に考え、予算内で理想の住まいを実現するためには、坪単価だけでなく、デザインや素材、仕様、間取りなど、様々な要素を総合的に検討することが重要です。
坪単価はあくまで参考値として捉え、バランスを取りながら賢明な住宅選びを行うことが必要です。
入り口を坪単価にしてしまうと、本当に自分に合った家があったかもしれない可能性を潰してしまう事になってしまいます。

そのためにも、ご家庭でどんな家に住みたいのかを話し合ってみて、優先順位を付けてみるのも一つの手です。
その優先順位が高い部分を叶えてくれるハウスメーカーや工務店をピックアップしてみて、それぞれの話を聞いてみる。
そのようにして、せっかくの可能性を見逃さないようにしていただければ理想に近づくのかなと思います。
話し合いの際にはパンフレットなどが必要になるでしょうから、各ハウスメーカーや工務店から取り寄せておきましょう。

投稿者:朝倉蓮

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